不用品回収は、節約をしないで全て依頼をしてしまうと、さまざまな面でコストが大きくかかってしまい、金額も跳ね上がってしまうこともあります。コストを抑えたいという場合は、避けたいところです。
本記事では、どういったところに金銭の負担がかかり、高くなってしまうのかということを具体的に解説しています。少しでもコストを抑えたいと思っている方には必見です。
不用品回収を格安にするためにできること
不用品を回収するときに負担が大きくかかる点は人件費といっても過言ではありません。業者によって、それぞれの料金形態は変わりますが、ほとんどの場合は部屋の大きさ、品目にプラス、人件費というシステムを採用しているところが多いのです。
基本料金がかかった上で、オプション料金も別途というところもありますが、業者が料金形態として採用しているものは次の通りです。
- 部屋の大きさやトラック一台分などの定額型
- 品目別(リサイクルとしての回収)
などです。他にもありますが、多くの場合は以上の選べる料金コースに、基本料金などがプラスされているでしょう。
それでは、料金コースの他に少しでも節約をするのであればどういったところに注意をするべきなのか解説します。
不用品回収のシーズンオフは引っ越しなどがない時期の1月や7月頃
不用品回収や、廃品回収は「部屋の片づけ」をしてもらえることがとても便利ですね。
学生や、単身赴任などで2月から4月にかけてと、11月から12月の大掃除シーズンは業者も繁忙期といえます。
そしてこの繁忙期は、閑散期と比べると2倍以上の料金になることもあるのです。とはいえ、料金形態も業者によっては異なりますから確認が必要でしょう。
どうしても繁忙期の依頼になってしまう場合は、
- 2か月前から余裕をもって予約をしておく
- 回収料金が固定かどうかのチェックをしておく
- 見積をとっておく
以上3点のことに注意をして、問い合わせをしておくと良いでしょう。
人件費を抑えるためにできることは不用品を回収してもらう事前準備
不用品を全て業者が行うと、これは作業量が大変多くなることから料金が値上げします。
作業量が多くならないようにするためには「事前準備」が必要不可欠です。
事前準備として挙げられることは、
- 回収してもらうごみの分別はしておく
- 回収してもらうごみはまとめておく
- 粗大ごみや、重量物の運搬の際は、少しでも運び出しやすいようにしておく
などでしょう。回収してもらうごみの分別は、事前に済ませておきましょう。空いている段ボールや40ℓごみ袋などに入れて、燃やせるごみ、燃やせないごみなどに分別しておくと手間もかからず、スムーズに回収作業を行うことができます。粗大ごみや、重量物の運搬の際も、同様に少しでも運び出しやすいような状態にしておきましょう。
これらの事前準備は、業者側の負担の削減にもつながり、利用料金の節約にもなるのです。
シーズンや廃品回収、不用品回収の需要が高い時期を選んでしまうと、料金がかさむ原因にもなりかねません。
そのため、不用品回収の料金を少しでも抑えたいという場合は、人件費としてかかってしまう部分と、シーズンオフ(需要が低い時期)を選ぶと良いでしょう。
見積以上に請求されない為の対処方法
時折、見積以上に請求されてしまうことがあるケースを小耳にはさむことがあります。見積をした時は、無料だったところが実際の業務後に受け取った請求書は6万円以上だったとか。
こういった、見積りのとき以上の請求をされないために対策として対応できることは次の通りです。
- 見積書は必ず、メールや紙で控える
- 領収証は必ず受取り、控える
- 疑問を感じた点は必ず聞いて、明らかにしておく
世間でいう「トラブルの多い業者」は、見積書や領収書を渡さないこともあるのだそうです。そのため、「見積書・領収書などはもらえることが当然」とは思わずに、必ず口頭で確認をした後にメールなどで受け取るようにしましょう。
そしてもう一点は、見積もりをしているときに感じた疑問点は必ず聞くことです。つまり業者の回答を待つのではなく、自らで聞いてしまわないと答えてくれないということ。
心の中で念じていても業者は自分自身ではないため、念じたことは伝わりませんよね。
業者側もあらかじめ質問されることは、準備をしておいて見積もりをしていることもあります。それでも必ず全ての人が同じ質問をするということもありませんから、こちらから聞いて、疑問は明らかにしておくことが、トラブルを回避する方法でもあるのです。
不用品回収業者にもさまざまなタイプがいます。
信用があるか、ないかを確認するのであれば、
- 「一般廃棄物収集運搬業」の許可の有無
- 見積もりの請求料金の内訳が分かりやすいかどうか
- 都合の良し悪しを伺ってくれる業者であるかどうか
- サイトなどの情報が最近のもので、更新がされているものかどうか
以上のことを確認しておき、問い合わせをすることでトラブルは回避できるでしょう。
まとめ
廃品回収、不用品回収で必要なことは事前に準備をしておくことです。この準備とは、人件費の節約ができる部分と、自分たちで片付けられる、不用品をまとめられる部分は準備をしておく、ということでもあります。つまり、廃品として廃棄をするだけでなく、メーカーなどにも回収の依頼をしておくことで大幅なコストカットが期待できるということでもあります。