特に、周辺自治会との関係性は関係が希薄になったと言われる現代社会においても重要なものですが、ゴミ出しは特に問題となるケースが多いです。
よって、しっかりとルールを守ってゴミ出しすることが重要です。
ここでは、広島市のゴミ出しルールについて詳しく解説します。
種類別のゴミ出しルールを紹介
広島市における、ゴミの種類別ルールについて詳しく解説します。
可燃ごみ
可燃ごみとして、台所で発生したごみや再生することができない紙くず、木くず、せん定木くずなどを出すことが可能です。
代表的なものとしては、次のようなゴミを出すことができます。
- 生ごみ、卵の殻、貝殻
- 棒きれ、草
- 吸い殻 くすり、湿布
- ティッシュなど
- 乾燥材や脱酸素剤
- 紙おむつ
- ペットの砂、糞など
- 中身が綿で交際されている座布団や枕
出し方は、丈夫に作られている紙袋またはポリ袋に入れて出します。
段ボール箱で出すのは厳禁ですので注意しましょう。
また、個別で以下の点に注意してください。
- 名刺大を超える紙の場合は資源ごみとして出す
- 紙製の牛乳パックについては、可能な限りスーパーなどにある店頭回収を利用して処分すること
- 生ごみはよく水分を切った上で新聞紙に包んで出すこと
- 食用油については布や新聞紙などに染み込ませた状態でなるべく乾燥させて出すこと
- せん定木くずなどについては、長さを50cm以下程度にカットして束ねた上で、少量ずつ出すこと
- 竹串など先が尖っているものは先を潰した状態で出すこと
- 花火やマッチは水に濡らして発火しない状態で出すこと
特に、花火やマッチは発火のリスクがあるので、厳守してください。
ペットボトル
ペットボトルは、週一回ゴミ出しできます。
飲料用(ジュース、お茶、コーヒー、水など)、酒類・みりん類用、しょうゆ類用、めんつゆ用、ノンオイルドレッシング用が該当しますが、ノンオイルでないドレッシング用のものはリサイクルプラで出す必要があります。
「リサイクルプラ」と必ず袋を分けて出すことが重要になり、ペットボトルを詰めた袋をさらに大きな袋にまとめた形で出すのは禁止されています。
他にも、食用油や洗剤などのボトルについてはリサイクルプラで出すこと、キャップとラベルを外して中を空にし水洗いして潰した状態で出すことが重要です。
キャップとラベルはリサイクルプラとなりますので、分別してゴミ出ししましょう。
リサイクルプラ
リサイクルプラは、週一回ゴミ出しできます。
容器包装プラスチックが該当し、具体的には袋類、ネット類 発泡スチロールの梱包材、容器、ボトル類 プラ製のフタ、キャップ、ラベル、食品などの商品を包むラップなどの商品の容器や包装に使用されたプラスチック類が対象です。
中身が容易にチェックすることが可能な、透明または半透明のポリ袋に入れて出すことになりますが、ペットボトルと必ず袋を分けて出すことが重要です。
他にも、次の点に注意が必要です。
- 食品の容器については、事前に洗うなどにより付着物を除去すること(汚れが取り除けない場合は可燃ごみで出す)
- ボトル類・チューブ類の容器は洗浄して付着物を取ってから出すこと
- キャップやフタが付いている場合は外して出すこと
- 食品トレーは、できるだけスーパーなどの店頭回収を活用すること
その他プラ
その他プラは、プラ、リサイクルプラ以外の容器包装以外のプラスチック類が該当します。
具体的には、ビニール製かばん くつ・スリッパ・革ぐつ・長ぐつなどの履物、ぬいぐるみ、プラスチック製のおもちゃ、ビデオ、カセットテープ、CD、DVDと収納ケース、家庭で使用したラップ、スポンジ、インクカートリッジ・プラスチック製の文具 中身がスポンジのクッションやまくらハンガーなどが該当します。
回収は月二回行われており、中身が容易に見える透明や半透明のポリ袋の中に入れて出します。
出す際の注意点は、以下のような点があります。
- ホースなどの長いものやシート類については、30cm未満に切断して出すこと
- 機械部品を含んでいるおもちゃ、ぬいぐるみは不燃ごみとして出すこと
- プラスチック製のものであっても大型ごみに該当する場合は大型ごみで出すこと
- 木製のハンガーは可燃ごみで、金属製のハンガーは不燃ごみに分類して出すこと
不燃ゴミ
不燃ゴミは、主に陶磁器類、小型家電などが該当します。
月二回の回収があり、丈夫なポリ袋に入れて出します。
カミソリなどの危険物があるために、頑丈であるという点がポイントです。
また、以下の点に注意する必要があります。
- プランターなどの土や砂などはレジ袋で3袋程度を基準として小分けにして出すこと
- 火災予防のため、ライターは中身を空にした状態で他の不燃ごみと袋を分けて袋にライターと記載すること
- 電気製品は電池を取り外して出すこと
- ビニールシートやビニールホースは、紐などで束ねた状態で出すこと
- 小型家電の回収ボックスを区役所等に設置してあるので、なるべく活用すること
資源ごみ
資源ごみは、主に名刺サイズを超える紙類や布類、金属類、ガラス類が該当し、月二回に指定場所に出すことで回収してもらえます。
紙類はひもで縛ってまとめて、その他の資源ごみは丈夫な袋に入れれて、有害ごみの袋と分別して出してください。
資源ごみを出す際の注意点は、以下があります。
- スプレー缶は使いきるか、火の気のない風通しの良い屋外でガスを抜いて中身を空にして出すこと(穴あけは厳禁)
- 中身がまだ残っているスプレー缶や塗料缶、薬品の容器は収集することはできないので出さないこと
- 包丁や割れたガラスなどは、新聞紙などに包んで、危険であることを表示して出すこと
- ビールびんや一升びんなどのくり返し使用することができる瓶については、できるだけ販売店に返却すること
- 缶、びんはフタやキャップを外してて内容物を取り除いてしっかり洗ってから出すこと
有害ごみ
有害ごみは、乾電池、蛍光管、体温計が該当し、月二回の回収があります。
資源ごみの袋と分けて、ポリ袋に有害という記載を行った上で出します。
有害物質となるので、絶対に破れないようなものを用意して割れないように出すことが重要です。
また、以下の点に注意してください。
- 水銀を使用していない体温計については、不燃ごみとして出すこと
- LED電球やLED蛍光管については、有害性は低いので不燃ごみで出すこと
- 蛍光管は大きさにかかわらず有害ごみとして出すこと
- 蛍光管など割れやすく水銀の飛散や流出を防止することを目的として、箱に入れたり新聞紙などに十分に包んでから袋に入れて出すこと
大型ごみ
大型ごみは、最長の辺の長さまたは最大径が30cm以上で最長の辺が1m以上の棒状のもの、最長の辺が1m以上の容易に折り曲げられる板状の物であったり、すべての家電リサイクル法対象機器が該当します。
月二回出すことができますが、予約制となっており大型ごみ受付センターに予約する必要があります。
また、大型ごみは有料回収となり、納付券を購入して貼り付けて指定の場所に出します。
ゴミ出しに関連する注意点
広島におけるゴミ出し関連で、他にも注意すべき点が多数あります。
主な注意点としては、次のような項目がありますので注意してください。
不法投棄や自家焼却は禁止!
ゴミを処分する際に、大型ごみは有料回収となりますので不法投棄などが問題となっています。
もちろん、不法投棄は犯罪であり5年以下の懲役若しくは1千万円以下の罰金に処され、またはこれを併科されてしまいます。
また、ちょっとした紙であれば、自宅の敷地内で焼却したくなるものですが、臭いや煙、ススなどで近隣に迷惑をかける行為として、原則として法律で禁止されているので要注意です。
決められた時間に出すこと
各ゴミを出す日は決まっているのですが、その日までに出せば良いと考えて、前日にゴミ出しするケースがあります。
ただ、早く出すことによって特に生ゴミが含まれるゴミの場合は、カラスなどによってゴミを食い尽くされる可能性があるのです。
せっかく袋にゴミを入れても、穴が空きバラバラになってしまいますし、カラスによる騒音の問題もあります。
よって、なるべく当日の回収時間に近いタイミングでゴミ出しすることが重要です。
決められた容器内に出す
先に紹介したカラスなどによる被害を防止するために、ゴミ箱や建物が用意されているケースが大半です。
もし容器や建物内がある場合は、正しく利用してゴミ出ししましょう。
満杯で出せないというケースでは、なるべく回収時間ギリギリにゴミ出しするか、場合によっては次回のゴミ収集日に出すなどの配慮が必要です。
場合によっては、持ち込みによるゴミ出しを検討することも重要ようです。
風の強い日のゴミ出しに注意する
ゴミ出しの場合、その日の天候にも注意を払うべきです。
特に、風の強い日にペットボトルやプラスチックなどの軽量なゴミを出す場合、出した後にそれが散乱してしまうことが多いです。
ゴミが散乱することによって、単純に見た目が良くないですし、交通の妨げにもなってしまいます。
風が強い日にゴミ出しする際には、ネットを被せるなどでゴミが散乱しないように配慮しましょう。
無許可廃品回収業者に注意
自分でゴミ出しするのが面倒で、業者に依頼したいというケースがあります。
確かに、費用こそかかりますが業者に依頼すれば手間を省けるものですが、中には悪徳業者もいるので要注意です。
特に、見積り無料で格安処分などのフレーズを用いたチラシで勧誘しているケースがありますが、最終的には高額な費用を請求されたり、無許可業者である可能性があります。
なるべく自分自身でゴミ出しできるのであれば行い、業者を依頼する場合は評判などをチェックして適切な業者を利用しましょう。
ルールを守ることが重要!
今回は、広島市を例としてゴミ出しルールについて紹介しました。
一見すると、どのゴミとして出せば良いのか悩むものですが、紹介した注意点を参考として、ルール遵守で処分することが重要です。
また、不明点がありましたら各自治体に確認することをおすすめします。